潜望鏡の仕組み
潜望鏡(もしくはヘリスコープ)は潜水艦が海上の様子を観察するために用いられる光学装置のことです。今回はその潜望鏡の仕組みを簡単にご紹介しています
潜望鏡の仕組みとは
本来海中ではどう見渡しても海上の様子は見えませんが、反射鏡などを利用し【視点の位置を変える】ことでそれを可能にしています。
またレンズにより望遠鏡の機能も持たせてありますので、はるか遠方を観察することも可能です。
とはいえこれは一昔前に主流だった視認方法で、現在は電子式が主流になっています。デジタルカメラで外部を撮影し、潜水艦内部のディスプレイに表示するという仕組みですね。
電子式になったことにより以下のようなメリットが出てきました。
電子式潜望鏡のメリット
- カメラ性能の向上により解像度や感度が上昇
- 撮影した映像に画像処理を加えたり、赤外線撮影も可能になった
- 光学式潜望鏡と違い船殻に孔を開けて潜望鏡を設置する必要がない(⇒耐圧殻の強度が向上)