攻撃型潜水艦

潜水艦の種類の1つである「攻撃型潜水艦」の特徴について解説しています。

 

 

 

攻撃型潜水艦とは

攻撃型潜水艦というのは敵の潜水艦や水上の軍艦への攻撃を目的としている潜水艦のことです。

 

攻撃型潜水艦の種類
  • 沿岸型潜水艦:自国周辺海域での哨戒任務に使用される。
  • 巡洋型潜水艦:大型で航続力がある。外洋での哨戒任務や通商破壊に使用される。
  • 艦隊型潜水艦:艦隊決戦での運用を想定。味方水上艦に追随し敵水上艦・潜水艦への攻撃に使用される。

 

名称

米海軍や海上自衛隊では略称でSSと呼ばれており、原子力潜水艦なら核動力(Nuclear)であることを示す「N」をつけてSSNと呼ばれます。

 

兵装

機雷や魚雷を主兵装としており魚雷は対水上艦/対潜水艦兼用の長魚雷が基本です。(短魚雷は水上艦とヘリが使う)

 

攻撃型潜水艦の地位向上

通信装置・電子機器・魚雷・ソナーなど近代の性能向上で、戦闘能力を持つ最強の軍艦としての地位を獲得しています。とくに冷戦末期に開発されたシーウルフ級なんかはそのことを示す最たる例で、攻撃能力だけでなく静粛性や速力、潜航深度などあらゆる要素で最高レベルの性能を備えた兵器です。

 

攻撃型潜水艦で有名なものにバージニア級原子力潜水艦とシーウルフ級原子力潜水艦があります。そしてシーウルフは対潜水艦戦に関しては最強といわれています。ただその分建造費が莫大なので3台しかつくられていません。