潜水艦のスクリュー音や形状について

潜水艦のスクリューというのは、皆さんご存じの通り水中にて推進力を得るために動作する回転翼のことです。

 

スクリューの材料

一般的に金属製で銅が多用されていますが近年は新しい代替材料の研究も進められています。

 

スクリューの構成や形状について

スクリュープロペラの基本構成

  • 回転軸となるボス部分
  • 2枚以上からなるのブレードORプロペラ翼と呼ばれる翼面部分

 

潜水艦のスクリュープロペラは大体上記のような構成で似たような形状をしていますが厳密な形状や大きさといったものは機密扱いになっています。

 

 

 

形状がわかると速度が推測できてしまい、速度が推測できるとそこから内部設計やら電池性能やら行動範囲いやら色々推測できることが増えてしまうからです。

 

こういった事情があり潜水艦の隠密性を保持するためにはスクリューに関する情報はブラックボックスにしておかねばならないのです。

 

スクリュー音とプロペラの枚数

スクリューから発生する音を解析することで艦船を特定されてしまうこともあります。だからスクリューから発生する音は出来る限り小さくする必要があります。

 

プロペラの枚数が少ないと十分な推力を得るのにそれだけ多くの回転数で回さなければいけませんよね。

 

となると音が大きくなり敵に発見されやすくなってしまうので低回転で十分な推力を生めるようにプロペラの枚数は多めにしてあるのです。