そうりゅう型潜水艦の実力

そうりゅう型潜水艦の実力について考察してみたいと思います。そうりゅう型潜水艦というのは皆さんご存じの通り海上自衛隊が運用する通常動力型潜水艦の艦級のことです。

 

 

 

そうりゅう型潜水艦の実力

何をもって実力とするかは総合的な性能で判断することになりますから、そうりゅう型潜水艦の性能をざっくばらんにですがまとめてみます。

 

非大気依存推進(AIP)

スターリング発電機による非大気依存推進(AIP)の潜水艦であり、専用の燃料を使用して動力としているので、2週間以上の連続潜航が可能になります。

 

11番艦以降はリチウムイオン蓄電池を搭載し、AIPを廃することが検討されています。リチウムイオン電池はAIPよりも出力が大きいことからAIPのように低速で長時間潜航・高速での連続航行両方を可能にするといわれています。

 

最大規模の水中排水量

そうりゅう型は原潜ではない通常動力型の潜水艦としては最大規模です。通常動力型潜水艦は水中排水量が2000トン以下であるのが一般的ですが、そうりゅう型のばあい4200トンもあるのです。

 

装備

艦首上部に6門のHU-606 533mm魚雷発射管、対艦ミサイルを搭載しています。対艦ミサイルにより水中から水上の艦船を攻撃可能です。

 

静粛性

燃焼ガスの排出音や振動なども基準をクリアしており静粛性という観点でも申し分ありません。

 

まあようするにこれでもかという海自の要求を全て満たした潜水艦なんですね。ただ色々話しましたがこれらは公開されている情報からいえるわずかなことなので、本当の実力は我々一般人が知ることは難しいでしょう。軍事機密ですからね^−^